真実の彩。

そして今この瞬間に君はもっともっと美しくなるんだね

舞台「カラフト伯父さん」とBEST曲"スルー"の親和性

徹(伊野尾慧)
カラフト伯父さん(升毅)
親和性を感じる部分の注釈解説と多少の脚色、その他考察
ねえ あれからしばらく 僕ら逢えずにいるけど そっちは相変わらずかな
徹&カラフト伯父さん:おかん(千鶴子)と離婚してからしばらく会っていないけど  そっちはどうしていますか
ビルの隙間に吹く風に追いやられ まだ慣れない暮らしに溜め息 少し増えたみたい
徹:地震後古びた建物の間に吹く風に追い詰められ 慣れたようで未だに慣れない今の暮らしに溜め息ばかり
君といたオレンジの帰り道
影がほら 重なって笑った
あの日生まれたこの 何よりも一番大事な想い
徹:親父が死んだ時、おかんが死んだ時、地震の時 カラフト伯父さんに助けて欲しいと願っていたこの想い
誰も知らない 知らなくていい
徹:誰もわかってはくれない塞ぎ込んだ自分の気持ち。分かることができない、だからもう知らなくていい
この世界も 気付いていない
徹:地震で廃れたこの地域は この地域の悲しさにも気づくことができない
繋ぎ合う君だけが 僕を見つけられる
徹:僕が想っていたカラフト伯父さんだけが 僕の昔のヒーローだった
離れてても 感じ合える
徹:離れてても 何かあっても助けを求めるのはカラフト伯父さんだった
誰より傍にいる
徹:小さい頃、心の中にはいつもカラフト伯父さんがいた
駆け足でゆく日々
徹:会うことがないまま早々と過ぎ去っていった数年間
二人は時を止めたまま
徹&カラフト伯父さん:二人の時間は 昔から止まったまま

ねえ あの時誰かが ちょっと茶化した言葉に 今でも照れてしまうよ
ホントはきっと もっと早く気づければ そんな不安な想いを させたりしなかった 
カラフト伯父さん:もう少し早く徹の気持ちに気付いていれば 徹がここまで塞ぎ込んで不安な想いをすることもなかったのに
ごめんね
カラフト伯父さん:ごめんな
外はまだ 行き交う人の声と 
灰色の幕が覆う星座
徹:晴れない心のせいで霞んだ夜空
「こんなとこにいたって何になるの?」とまた 未来を責める
徹:あの時、あの地震の時 どうして生き残ったんだろう、どうして助かったんだろうって自分を責めて悔やんで。
君が押した この背中に どんな夢託してるんだろう
重ね合う想いだけが 明日を見つけられる
カラフト伯父さん:徹が心を開いてくれれば 明るい明日が見える
離れてても分かり合える それだけ強くなる
カラフト伯父さん:徹は強いと思っていた。離れてても分かり合えていると思っていた。
もうすぐ夜が明ける
僕ももう歩き出さなきゃ
徹:こんな生活ダメだって自分でもわかってる 変えなければいけない。

カタチのないもの 信じてる 僕らは
こんなにリアルな世界
徹:地震で廃れたこの世界(地域)
だから そっとそっとスルーしてく
徹:どうしようもなくて 目を瞑って過ごしてきた
誰も知らない 知らなくていい
徹:親父が死んで、おかんが死んで、仮設住宅でばあちゃんが死んで、復興住宅でじいちゃんが死んだ 辛さ
この世界も気付いていない
繋ぎ合う二人だけで
徹とカラフト伯父さんで
見てた夢を 愛を
離れてても感じ合える
誰より傍にいる
駆け足でゆく日々
二人は進み始めた
徹&カラフト伯父さん:ようやくわだかまりを解消して 二人はゆっくりと歩み始めた